日常性9

 

ここ一か月くらい、あの人以外の全ての人がどうでもよくなり(割といつもそうかもしれない)、自分がどうでもよくなり、早く殺してくれとばかり祈っていた。仕事をしているとき、喫茶店で本を読んでいるとき、町を歩いているとき。感情は辛うじて言葉となるが、影のようにもう一つ、番いの言葉が現れる。影が邪魔をして食道で詰まる。胸と脳の中に滞留して鉛のようにのしかかる。言葉の吐き気。

 

相変わらず何もないが今日は一か月ぶりくらいに気分がいい。それがいいのかよくわからないが。私を殺してくれるほどの幸福が訪れるといい。とても気分がいい。

 音楽が届かない地点がある。今日は音楽が聴こえる。

 

 

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